魔法の間取り術

絶対に失敗しない!成功する間取りのレシピ

廊下の少ない家

f:id:magicplan:20190613212934j:plain いまの家、廊下の少ない家が増えてます。
無駄を無くして、家の隅々まで有効に使い切りたいと要望を反映した結果。

そこで今回は、廊下の少ない家を実現する方法をお伝えします。
もしも今、手元に自分が書いた間取り図や、ハウスメーカーで書いてもらった間取り図があったら、
無駄に廊下が無いかチェックしてみてください。

案外、家づくりの専門家であるハウスメーカーでも無駄な廊下が多いものですよ。
理由は間取り図を設計士が書いているのではなく、営業担当者が書いている場合があるから、、、

もしも手元の間取りの廊下の面積が無駄に多いようなら、たぶん営業担当が間取りを書いているかも。
もちろん、だれが間取りを書いていようと、納得のいく間取りならぜんぜん問題なしだと思います。
下手な設計士よりも、間取り作りが上手い営業担当もいますし。
※念のために言っておくと、全てのハウスメーカーが営業が間取りを考えているわけではないです。

以下、廊下の少ない家を実現する3ポイント

玄関と階段を近くに設置

当然と言えば、当然ですが、、、
玄関と階段が遠いと、2地点をつなぐ経路が無駄な廊下になってしまいます。

リビング階段にすれば、廊下が無くなるようにも感じますが、
階段への経路を確保するため、リビングに設置する家具の位置に制限が出てしまいます。 リビングの面積の割には、使える面積が減ってしまいます。

そのため、基本は玄関と階段の位置を近付けることをオススメします。
特に部屋数が多い間取りの場合は、玄関と階段を近付ける以外に、
玄関と階段を家の中央にもってくると、さらに廊下の空間を減らすことができます。

廊下に収納を併設する

廊下に移動する以外の機能を持たせることで
無駄ではない空間にすることが可能です。

廊下に奥行きの浅い収納を併設することも、そのひとつです。
収納は奥行きが深いと、奥にしまってあるものが取り出しづらく使い勝手が悪いので
浅い奥行きの収納を設置するのがポイント。
何を収納するのかを明確にして、必要な分の奥行きの収納を作りましょう。

たとえば、サニタリースペースへ行くための廊下が必要なら
そこには、タオル、下着、トイレットペーパー、掃除道具等がしまえる収納を用意する。
収納の基本は、物は使用する場所に置くこと。そうすれば、物が散らかることが減ります。

あるいは、2階は個室が並ぶことが多く、長めの廊下が必要になるので、
奥行きが25cm程度の本棚を設置することも可能。
個室内に本棚を設置しなくても良くなる分、部屋が広く使えます。

あえて廊下を広くする

広い廊下、、、
それはもう、廊下ではない!

あえて廊下の幅をひろげて、廊下に移動以外の別の役割を与えてみる。

たとえば、カウンターと椅子があれば書斎が作れるし、
ソファーと持ち運び可能な超短焦点プロジェクターを置いてシアタールームにすることもできる。

さいごに

今回、お伝えしたポイントを元に
手元の間取り図をチェックしてみてください。
もしかしたら、家がきれいに片付く収納や、書斎やシアタールームが手に入るかもしれません。