魔法の間取り術

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品格のある家って何だろう?

f:id:magicplan:20190615235152j:plain 特別に着飾っているわけではないのに品のある人に遭遇することがある。
でも、その人の何が品性を感じさせているのか全然わからない。

同じように品格のある家というものが稀にある。
人間の場合、何が品性を感じさせているのか言い当てることができないけれど
家の場合、たぶんこれが理由かも、、、
と思うことがある。

品格なんて個人的な感覚で
他の人には共感してもらえない事柄なのかもしれないけれど
今回は品格のある家についてお伝えしようと思います。

私が品格を感じる家って、玄関に3つの特徴がある。

玄関庇に手が届きそう

まさに感覚的なこと。
たいていの場合、玄関には庇があるものですが
その庇が、手の届きそうな高さにある玄関は品があって気持ち良さそうに感じる。
おおよそ、2.2mぐらいの高さの庇。
来訪者は優しく受け入れる風情があるというかなんというか、、、
逆に玄関庇の高さが高い家は大雑把な印象。

道路から玄関ドアが見えない

防犯上の観点から言うと問題があるのかもしれないけれど
道路から玄関ドアが見えづらい家も品を感じる。
しかも、そこに至るまでのアプローチがデザインされていると、なおいっそう。

ガーデンベンチが置いてある

まさに無駄の極み。
いったい何のために玄関にガーデンベンチを置くのだ?
しかし品が、、、
品が、、、
あるのだ、、、

共通すること

これら3つの特徴に共通することは
非合理性、無駄といったものかもしれません。

別の言い方をすると「ゆとり」
もしくは「遊びの精神」
ガーデンベンチなんて、ゆとりがなかったら置きませんもん。

逆に品格のない家とは何だろう?

では、逆に品格のない家って、どんなものだろう?
私にとってのそれは、

  • 大量の太陽光パネルを乗せた
  • 片流れの屋根で
  • しかも家が思いっきり北側に寄せてあって
  • 北側の家の日当たりが一日中わるくなってることを理解していない家

である。

要するに、、、 自分の欲望が駄々洩れしている家。
自分が周りにまき散らしている欲望に鈍感な家。
経済合理性から考えると正解なんでしょうが
こういう家を見ていると
品格のある家は作れなくても
せめて、欲望が駄々洩れしている家だけは作らないようにしようと感じる。

事程左様に、品格とは難しいものだと
品のない文章力で書いてみるのであった。

最後に

世間では
「賃貸と持ち家とどちらが得か」
という議論があるけれど
どちらが得かはともかくとして

経済合理性のモノサシだけで家づくりを議論するなんて虚しいだけでしょ

と思う(もちろん、家づくりにはたくさんのお金が必要だから経済合理性を無視することは間違い)。

そして、こういうモノサシの議論の果てに生まれるのが
経済合理性に基づいた品格のない家なのだろう。